最初は嫌がっています。絞める相手と揉めて、不機嫌な顔のまま撮影が始まります。
その同じ人が、後半では機嫌よく絞められています。
| 出演 | 塚本響子 |
| 収録時間 | 91分 |
| メーカー | GENKI |
| レーベル | 幻奇 |
| 配信開始 | 2013-11-10 |
| 作品ID | genki-0056 |
この作品を勧める理由
同じ女性の「嫌がっている顔」と「受け入れている顔」が、一本の中に順番で入っています。 首絞め作品のほとんどは、どちらか一方です。最初から最後まで嫌がるか、最初から受け入れているか。途中で変わる作品も、変わったことを台詞で説明して済ませてしまいます。
出ているのは本職の女優ではなく、企画に応募してきた主婦の響子(塚本響子)です。大げさに苦しんでみせる方向ではありません。機嫌の悪さがそのまま顔に出ています。 初回の撮影では絞める側と揉めていて、ふて腐れた態度が隠せていません。絞められること自体が嫌で仕方ないという顔から、始まります。
後半は場所が変わります。屋外の撮影があり、旅館があります。同じ室内で最後まで撮り切る首絞め作品ばかり観てきた人には、背景が動くだけでも印象がかなり違います。
首絞めをされて脱力するところまで作品に収められています。サンプルでも、力が抜ける場面まで確認できます。
このシーンがグッとくる
旅館で帯を首に回される場面が、ぐっときます。
そこに至るまでに時間がかかっています。前半で嫌がっていた響子が、いきなり変わるわけではありません。絞められるごとに顔から力みが取れて、絞められることへの抵抗が薄くなっていきます。
旅館では、その抵抗がもう残っていません。首にかかるのは素手ではなく帯です。 幅のある布が首を回るので、指の形が残りません。当たる範囲が広いぶん、顔の色が変わるのも一度に来ます。
そして表情が苦しがる方向へ行きません。 前半と同じ人とは思えないほど緩んでいます。眉の寄り方も、口の開き方も違う。嫌がっていた顔を先に見ているぶん、この落差が印象的です。
そこから力が抜けます。前半のとげとげしい顔を見たあとだと、静かになったときの差がはっきりします。
ここだけは惜しい
良い作品なので、あえて惜しい点を挙げます。
91分は長いです。 絞めている場面だけを続けて観たい人には、移動や会話に使われている時間があります。一人の変化を順番に追う作りなので、その時間があるからこそ後半の顔が別物に見えます。


