絞められている本人が、絞められながら喋り続けます。
首にかかる力が強くなるにつれて、その声が言葉でなくなっていきます。
| 出演 | 川越ゆい/若槻みづな |
| 収録時間 | 63分 |
| メーカー | トラウマアート |
| レーベル | TRAUMA X |
| シリーズ | アブノーマル・シンドローム |
| 配信開始 | 2018-11-29 |
| 作品ID | traumax-0037 |
この作品を勧める理由
絞められている側の実況が入っています。 二人の弁護士が、事件の検証ということで実際に相手の首を絞めます。絞める側も絞められる側も、そのあいだ何が起きているかを口に出し続ける。首絞めの最中に本人が喋る作品は、そう見かけません。
声が壊れていくのが分かります。最初は文章になっています。それが単語になり、途中で何を言っているのかわからなくなる。
快楽の方向へ流れません。このメーカーの首絞め作品は、途中から気持ちよくなる側へ振れることが多くあります。この作品は最初の調子のまま最後まで進みます。 検証という建前があるので、絞めが恍惚で終わりません。
手段も多い。素手と手袋、コードとロープ、そして髪の毛。 髪の毛を首に回して絞める場面が入っている作品は、なかなかありません。舌が出て、体が痙攣して、力が抜けるところまで撮ります。
このシーンがグッとくる
説明していた声が、言葉として保てなくなるところです。
始まりは落ち着いています。首に手がかかった状態で、いまどこがどうなっているかを喋っている。 声はまだ普通に出ていて、文の終わりまで届きます。聞いているほうも、これは説明だと分かる。
力が強くなると、文が短くなります。言い切る前に息を継ぐようになり、継ぐ間隔が詰まっていく。 語尾が消え、単語だけが出てきます。それでも喋ろうとしているので、口は動き続けています。
そのうちただの音になります。声帯から出ているのに、意味を持たない音です。 喉が潰れている音と、まだ喋ろうとしている口の動きが同時に映る。説明を続けようとしているぶん、声が届かなくなっていくのがはっきりします。
そのあと舌が出ます。開いた口から舌が落ちて、体が細かく震えはじめる。 喋る側だった人間が、反応だけになります。声が消えてから力が抜けるまでが、この作品で一番濃い時間です。
ここだけは惜しい
絞めが連続しません。 検証という形をとっているので、一区切りごとに説明が挟まります。首絞めだけを途切れずに見たい人には、間が空いて感じられます。逆に、絞める側と絞められる側が何を感じているのか込みで見たいなら、その説明がこの作品の本体です。


